親にとってはまだまだ子どもでも、急速に自我が芽生える思春期は大人と子どもの中間にある微妙なお年ごろ。

特に思春期女子にとって「ムダ毛」は大問題。

毛深いことで友達や好きな異性に引け目を感じたり、それが元で大きなトラブルに撒きこまれたりするケースもあります。

思春期のお子さまが独りで思いつめて誤った方向へ走ってしまわないよう、お母さま・お父さまが気持ちや悩みを汲みとって正しく導いてあげましょう。

思春期のムダ毛に関する悩みは、親に打ち明けにくい

ムダ毛に関する悩みは人に打ち明けにくいもの。

ほとんどの女性が同じ感情をお持ちではないでしょうか?まして思春期のお嬢さんならなおのことです。

思春期を迎えると、親に対して今までとは違った見方や感覚が生まれます。

今までは無条件に甘えられ絶対的に信じられる存在だったのに、批判的な見方をしてしまったり反発してしまったり。

中には態度がよそよそしくなってしまう子もいます。

今は大人だったり人の親だったりする皆さまも、思春期時代は同じような感覚ではありませんでしたか?

そんな中、ムダ毛に関する悩みは特に親へ打ち明けにくいものです。なぜ打ち明けにくいのでしょうか。

それは「笑われてしまいそう」「バカにされ、『そんなことより勉強しなさい!』などのお説教をされそう」などの返答を想像してしまうからです。

そういった「取り合ってもらえないのではないか」という不安や諦めから、親に相談することを躊躇してしまうのですね。

恥ずかしさで自己流脱毛に走る

親や友達にも恥ずかしくて打ち明けられないムダ毛の悩み。

「自分でなんとかしなければ……」と思いつめると、誤った自己流脱毛法に走ってしまいます。

知識や安全管理に乏しいセルフ脱毛は皮ふを傷めて色素沈着させてしまったり埋没毛になったりするなど、非常に危険です。

ちなみに埋没毛とは外に向かって出てくるはずの毛が皮ふの中で縮れながら育ってしまうことで、肌荒れや毛嚢炎(もうのうえん)などの皮ふ炎症などを引き起こします。

そうなると恥ずかしさからぎりぎりまで我慢してしまいますので、余計に悪化の一途をたどってしまう心配もありますね。

具体的に間違った自己脱毛での「毛抜きで無理やり引っこ抜く」「肌に合わない薬剤でかぶれる」「カミソリで強く剃毛して、肌を傷つけたりし出血したりする」などが考えられます。

しかしもっと危険なのは、内緒で高価なエステなどに通おうと思いつめて犯罪や詐欺に巻き込まれる危険性です。

思春期のお子さまには身体のケアと同時に、「心のケア」も大切に考えてあげる必要があります。

【注意】一人で悩むと、間違った処理をしてしまう

体操服や夏の時期に着用するスクール水着・半袖制服などは、露出度が高いのでムダ毛が悪目立ちします。

そうすると他人から指摘されたり、直接言われなくても遠巻きにクスクス笑われたりして恥ずかしい思いをすることもあるでしょう。

そんなとき相談する相手がいなければ、思春期のお子さまが取り返しのつかない失敗(間違った脱毛処理)をしてしまう可能性が高くなります。

その危険を防ぐにはまずお母さま・お父さまが味方になってあげましょう。その方法は下記の通りです。

・お子さまがなにかで悩んでいるそぶりがあれば、様子をうかがって原因を探ります。その時、決して問いつめてはいけません。

・そのお悩みがムダ毛のことなら、お子さまから悩みを打ち明けるよう促すのではなく、自分からムダ毛処理の話題を提起してみます。

また、そのためにもお母さま自身が正しいムダ毛処理について詳しく調べておきましょう。

お母さまの方からご自身のケアの悩み話として切り出せば、案外「実は私も(適切なムダ毛処理法を)知りたくて……」と話しやすくなるものです。

「恥ずかしい」という感情は、お子さまの成長の証。難しいお年ごろのお子さまを悩ませたまま放置せず、一緒に考えてあげてくださいね。